授乳中に太るのはホルモンが影響していると聞いたことはありませんか?
実際に、ホルモンバランスが崩れることによって身体が脂肪を溜めこみやすくなるということは本当です。
でも、それ以外にも原因があると知っていましたか?
太りやすくなってしまう原因をしっかりと確認して、痩せやすい体質をゲットしましょう!
お腹のたるみが戻らず、一生産後太りのままになってしまったらどうしますか?
調査によると、出産後80.1%のママが妊娠前の体型に戻りたいと思っているにも関わらず、60.9%のママのお腹のたるみが戻らず、さらに41.7%のママは産後太りのまま体型が戻っていないという結果に。
あなたは大丈夫ですか?
産後ダイエットに成功することは、実はあまり難しくありません。 ちょっとしたコツを知っているかどうかというだけのことなのです。
妊娠〜産後のホルモンバランスの変化
妊娠中は女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンの分泌が増加。
そして、出産と共にこれらの量は急激に減少し、代わりにプロラクチンというホルモンの分泌が増えます。
妊娠期間中にたくさん分泌されていたホルモンが急に減ることで、身体が急激な変化にさらされ、ホルモンバランスが乱れるという結果に。
それ以外にも、産後ママの周りにはホルモンバランスの乱れの原因となるものが色々とあります。
産後は赤ちゃんのお世話で生活が不規則になり、寝不足が続くことも。そして、慣れない育児や環境に対するストレスも生じてしまいます。
これらもホルモンバランスを乱す原因となります。
妊娠と出産に関わるホルモン
では、妊娠・出産に関するホルモンについて、それぞれどのような働きがあるのかを見てみましょう。
プロゲステロン(黄体ホルモン)
2大女性ホルモンの一つ。子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しやすいよう整える。妊娠中に母乳が出ることを抑える働きもある。
一方で、精神的にイライラさせたり、肌荒れ、シミの増加などの不快症状の原因ともなる。
また、血糖値を下げるインスリンの効果を悪くする働きによって、インスリンの分泌が増え、そのインスリンの働きによって身体に脂肪をため込みやすくなる。
エストロゲン(卵胞ホルモン)
2大女性ホルモンの一つ。子宮の中を赤ちゃんを育てるために適した状態に整える。
「美人ホルモン」とも呼ばれ、肌や髪の毛を艶やかにし、女性らしいふくよかなバストとヒップをつくる働きもあります。
また、自律神経を安定させる働きも。
プロラクチン
乳腺の発達を促し、母乳をつくる。この分泌が増えることで授乳期間中の妊娠を妨げる働きをする。
また、赤ちゃんを守ろうという気持ちを作り出すため「母性ホルモン」とも呼ばれる。
授乳中なのに太るのはホルモンバランスが乱れているから?
母乳育児で痩せると思ったのに、ぜんぜん痩せない!むしろ太ってるかも?
この原因は、ホルモンバランスの乱れにある?
半分正解です。実は、授乳中なのに太ってしまう原因はホルモンバランスの乱れだけでなく、自律神経の乱れも影響しているのです。
それぞれどのように影響しているのでしょうか。
プロゲステロン優位のまま
プロゲステロンは、出産によって胎盤が排出されるとともに急激に減少しますが、ホルモンバランスの乱れによって産後もなかなか減少しないことがあります。
そうなると、プロゲステロンの影響で身体が脂肪をため込みやすい状態のままになってしまったり、イライラから間食をやめられなかったりと太る原因となります。
自律神経の乱れ
通常、日中は交感神経、夜は副交感神経が働きます。
そのため、日中は交感神経の働きによってアドレナリンが分泌され、消費カロリーが上がって脂肪が燃焼され、脂肪もため込みにくくなります。また、日中を活動的に過ごせるのも交感神経の働きによるものです。
一方、副交感神経は心身ともにリラックスさせる働きがあり、身体もお休みモードに切り替わります。
赤ちゃんのお世話で夜中に何度も起きたり、食事の時間が不規則になったりとすることによって自律神経が乱れてしまい、日中に交感神経がうまく働かなくなることで消費カロリーも減り痩せにくくなってしまいます。
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産後のホルモンバランスと自律神経を整えるために
授乳中なのに太ってしまう原因が判明しました。
では、乱れてしまったホルモンバランスと自律神経をどのようにしたら整えられるかを確認しましょう。
意識的にリラックスできる時間をつくる
ホルモンバランスを整えるためには、ストレスを発散し、日々楽しい気持ちで過ごすことが重要です。
そのため、たまにはパパや両親に赤ちゃんを預けて、短時間でもリラックスできる時間を作りましょう。
自分の時間があるというだけで、思ったよりもストレス改善に繋がるものですよ。
食事の栄養バランスを改善する
栄養バランスのとれた規則正しい食事はホルモンの乱れに効果的です。
特に取り入れたいのが、女性ホルモンの分泌を促すビタミンB6とビタミンE。そしてエストロゲンと同じ働きをもつ大豆イソフラボンです。
ビタミンB6を多く含む食材
カツオ、マグロなどの魚類・レバー・肉・バナナなど
ビタミンEを多く含む食材
アーモンドなどのナッツ類・植物油・うなぎ・アボカドなど
大豆イソフラボンを多く含む食材
納豆、豆腐などの大豆製品
適度な運動を心がける
自律神経を活性化して、ホルモンバランスの調整には適度な運動が効果的。
簡単なストレッチやウォーキングも良いですが、せっかくなので、赤ちゃんと一緒に外をお散歩してみましょう。
どうしてもストレスが溜まりがちでイライラとしてしまうことも多いと思いますが、日光を浴びて外の空気を吸うだけで気分転換にもなりますよ。
まとめ
出産後、母乳育児を始めたのに太ってしまう原因は、ホルモンバランスと自律神経の乱れにありました。
そしてホルモンバランスと自律神経を整えるために重要なのは次の3つ。
- 意識的にリラックスできる時間をつくること
- 食事の栄養バランスを改善すること
- 適度な運動を心がけること
大げさに考えずに、できるところから少しずつ生活に取り入れるだけで、気持ちが明るくなって身体も軽くなってゆきますよ。
最高に笑顔の素敵なママを目指しましょう!
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